金 読み:キン
英:gold 読み:ゴールド
とは、
『独特の黄金色で高い光沢を放つ、耐食性と導電性に優れた貴金属』
概要
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金は、元素記号 Au(ラテン語: aurum)で表される化学元素で、希少かつ耐食性・展延性・電気伝導性に優れるため、装飾品・通貨・工業用途(電子部品など)に広く用いられる金属である。
金は化学的に安定で酸やアルカリに強く、薄く延ばしても破れない性質を持つため伝統的に貨幣や宝飾の素材として重視されてきた。
工業分野では接点材料や高信頼性のめっき材としての利用価値が高い。
金の純度の種類
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ジュエリーや工業品では、金の純度を24分率(カラット表示)で示す。
表記例は「24金」「K24」などで、Kは英語の karat(カラット)に由来する。
以下の表は代表的な純度区分を示す(純度は製造・刻印基準により若干の差がある)。
| 表記 | 名称 | 純度(おおよそ) | 読み仮名 |
|---|---|---|---|
| K24 / 24金 | 純金 | 約 99.9%〜100% | K24(ケーにじゅうよん)、24金(にじゅうよんきん) |
| K22 / 22金 | — | 約 91.7% | K22(ケーにじゅうに)、22金(にじゅうにきん) |
| K18 / 18金 | — | 約 75.0% | K18(ケーじゅうはち)、18金(じゅうはちきん) |
| K14 / 14金 | — | 約 58.5% | K14(ケーじゅうよん)、14金(じゅうよんきん) |
| K10 / 10金 | — | 約 41.7%〜42.0% | K10(ケーじゅう)、10金(じゅっきん/じゅうきん) |
語源
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「金」は日本語の古い語彙で、中国語の「金」に由来する。
英語 gold は古英語 gold に由来し、インド・ヨーロッパ祖語の語根 *ghel-「光る、黄色」が起源とされる。
つまり「光り、黄色の金属」を表す語として発展してきた。
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